せっかく高いお金と長い時間をかけて縮毛矯正をかけたのに、仕上がりが思った通りにいかないとショックですよね。「うねりが残っている気がする」「なんだか広がる」と感じても、いざ美容室に連絡しようと思うと、縮毛矯正のやり直しは気まずいと感じてしまうものです。
「美容師さんに悪いかな」「クレーマーだと思われないかな」と一人で悩んで、泣き寝入りしてしまう方も少なくありません。しかし、縮毛矯正は非常に高度な技術を要する施術であり、プロの目から見ても調整が必要なケースは確実に存在します。
この記事では、気まずさを解消してスムーズにやり直しをお願いする方法や、失敗かどうかの判断基準を詳しく解説します。あなたが理想の美髪を取り戻すためのヒントとして、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
縮毛矯正のやり直しが気まずいと感じる理由と美容師さんの本音

縮毛矯正の仕上がりに納得がいかないとき、多くの人が「やり直しをお願いしたいけれど、なんだか申し訳ない」と気まずさを感じてしまいます。まずは、なぜそのように感じてしまうのか、そして受け入れる側の美容師さんは実際どう思っているのかを整理してみましょう。
なぜ「申し訳ない」という心理が働いてしまうのか
縮毛矯正のやり直しを申し出る際に気まずさを感じる最大の理由は、担当してくれた美容師さんの努力を否定してしまうような気がするからではないでしょうか。数時間かけて一生懸命施術してくれた姿を見ているからこそ、言葉にしにくいものです。
また、日本人の美徳として「波風を立てたくない」という心理が働くことも影響しています。特に行きつけの美容室であれば、今後の関係性が悪くなることを恐れて、不満を飲み込んでしまう傾向があります。しかし、違和感を持ったまま過ごすことは、あなたにとっても美容師さんにとってもプラスにはなりません。
美容室側は、お客様が満足して笑顔で帰ってくれることを一番の目的としています。もし仕上がりに満足していないのであれば、それを伝えてもらうことは、プロとしての責任を果たす機会を与えてもらうことでもあるのです。
美容師側はやり直しをお願いされると嫌がる?
結論から言うと、ほとんどの美容師さんはやり直しの連絡を嫌だとは思っていません。むしろ、「不満があるのに何も言わずに他店へ行かれてしまうこと」が、美容師にとって最も悲しく、ショックな出来事なのです。
美容師さんは、お客様の髪質や過去の履歴を考慮してベストを尽くしますが、一度の施術で完璧に把握しきれない場合もあります。やり直しの依頼を受けることで、「この髪質にはもう少し薬剤を強くすべきだった」といった新しい発見があり、より深い信頼関係を築くきっかけになります。
もちろん、丁寧な言葉遣いで相談することが大切ですが、プロとして「納得いくまでお付き合いしたい」と考えている美容師さんが大半です。気まずさを抱えすぎず、まずは相談ベースで連絡してみるのがベストな選択と言えるでしょう。
お直しをお願いすることは正当な権利である
多くの美容室では、施術後1週間から10日程度の「技術保証期間」を設けています。これは、プロの仕事として一定の品質を保証するという約束です。縮毛矯正は決して安価なメニューではないため、この保証を利用することは顧客としての正当な権利です。
「自分の伝え方が悪かったから」「髪質が悪いから」と自分を責める必要はありません。特に縮毛矯正は、当日のアイロン仕上げで綺麗に見えていても、翌日自分で洗ってみて初めて本当の状態がわかることも多い施術です。
もし、お直しを依頼して露骨に嫌な顔をされるようなお店であれば、それはプロとしての意識に欠けていると言わざるを得ません。そのような場合は、無理にそのお店に通い続ける必要はなく、信頼できる別のお店を探す指標にもなります。
失敗?それとも馴染んでいないだけ?やり直しを判断するポイント

やり直しをお願いするかどうか迷ったとき、それが本当に「失敗」と言える状態なのか自分では判断が難しいですよね。ここでは、客観的に見てやり直しを検討すべき具体的な症状をいくつか挙げていきます。
根元のクセが伸びていない・うねりが残っている
縮毛矯正の最も分かりやすい失敗は、本来真っ直ぐになるはずのクセが残っているケースです。特に耳の後ろや襟足など、薬剤が塗りにくい場所や、髪が太くて薬剤が浸透しにくい部分にうねりが残ることがあります。
お風呂上がりにドライヤーでしっかり乾かしても、うねりや広がりが気になり、以前と同じようにアイロンを使わないと外に出られない状態であれば、それは薬剤の反応不足(還元不足)の可能性が高いです。これは技術的な調整が必要な状態と言えます。
一方で、縮毛矯正は「地毛のように自然な仕上がり」を目指す場合、あえて少しボリュームを残すこともあります。自分の希望が「シャキーンと真っ直ぐ」だったのか「自然な感じ」だったのかを思い出し、その希望と乖離があるかどうかを確認しましょう。
毛先がチリチリになる「ビビリ毛」が発生した
非常に深刻なケースとして、髪がダメージに耐えきれず、チリチリした質感になってしまう「ビビリ毛」があります。これは薬剤が強すぎたり、アイロンの温度が高すぎたりした場合に起こる、深刻なダメージのサインです。
ビビリ毛は通常のトリートメントでは治りませんが、美容室によっては特殊な薬剤で質感を落ち着かせる処置をしてくれることがあります。もし施術後に髪の手触りが急激に悪化し、ホウキのような質感になってしまった場合は、すぐに相談が必要です。
ただし、ビビリ毛の状態によっては、再度薬剤をつけることがさらに悪化させる原因になることもあります。この判断は非常にデリケートなため、現在の状態を正直に伝え、どのような対応が最善かをプロに仰ぐのが賢明です。
前髪が浮いてしまう・不自然に真っ直ぐすぎる
縮毛矯正をかけた結果、前髪がピンピンに伸びすぎて浮いてしまったり、いわゆる「河童」のような不自然なスタイルになってしまったりすることも、やり直しの理由になり得ます。これはデザイン面での不一致と言えるでしょう。
もし、あまりに不自然でスタイリングが困難な場合は、少し質感を柔らかくするストレートのリライト(修正)が可能な場合があります。ただし、一度真っ直ぐになりすぎたものを曲げるのは技術的に難易度が高いことも覚えておきましょう。
鏡を見るたびに憂鬱になってしまうような状態であれば、それは「馴染んでいない」という言葉では片付けられません。少しでもスタイリングが楽になる方法がないか、担当者に相談してみる価値は十分にあります。
【セルフチェックリスト】
・乾かしても特定の場所に強いクセが出る
・毛先がゴワゴワして指が通らない
・カウンセリングで見せた写真と明らかにイメージが違う
・当日のアイロン仕上げが取れたら、全く別人の髪になった
気まずさを最小限に!電話やLINEで使える相談テンプレート

「やり直しをお願いしよう」と決めたとしても、最初の一歩である連絡が一番のハードルですよね。ここでは、気まずさを最小限に抑えつつ、状況を的確に伝えるためのコミュニケーション術を紹介します。
感情的にならずに「相談」という形で伝える
連絡をする際に最も大切なのは、苦情を言うのではなく「困っているので相談したい」というスタンスで接することです。攻撃的な口調になるとお互いに身構えてしまいますが、謙虚に相談することで、美容師さんも「力になりたい」という気持ちになります。
例えば、「せっかく綺麗にしてもらったのですが、自分の手入れが下手なのか、一部うねりが出てしまって…」というように、相手を立てつつ現状を伝えるとスムーズです。このように伝えると、美容師側も状況を確認しやすくなります。
また、具体的にどの部分が気になるのか(例:前髪の根元、左側の襟足など)を明確にしておくと、再施術の際の的確な診断に繋がります。あらかじめ鏡を見ながら、気になるポイントを整理しておきましょう。
【例文】電話で相談する場合の言い回し
電話は直接声が届くため、誠実さが伝わりやすい手段です。一方で、緊張してうまく話せなくなる心配もありますよね。以下のテンプレートを参考に、落ち着いて話してみてください。
「お世話になっております。先日、縮毛矯正をしていただいた〇〇(名前)です。その節はありがとうございました。」
「実は、自宅に帰ってから自分で洗って乾かしてみたところ、後頭部のあたりに少しクセが残ってしまっていて、うまくまとまらない状態なんです。」
「もしよろしければ、一度状態を見ていただいて、調整をお願いすることは可能でしょうか?」
このように、感謝の言葉から入り、具体的な困りごとを伝え、最後に「一度見てほしい」とお願いする流れにすると、非常にスマートで気まずさを感じさせません。
【例文】LINEやメールで相談する場合
最近は公式LINEで予約や相談ができるお店も増えています。文章であればじっくり考えられますし、写真も送れるので、実は非常に効果的な方法です。
「先日はありがとうございました。仕上がりの質感がとても良くて喜んでいたのですが、翌朝セットしてみると、耳の後ろあたりのうねりが気になってしまいました。」
「今の状態を写真で添付します。お忙しいところ恐縮ですが、一度お直しをお願いできないでしょうか?ご都合の良いお日にちがあれば教えていただけますと幸いです。」
写真を添えることで、言葉で説明するよりも正確に状況が伝わります。美容師さんも事前に準備ができるため、来店後のやり取りもスムーズに進むはずです。
やり直しを無料・スムーズに受けるためのマナーと注意点

縮毛矯正のやり直しをスムーズに進めるためには、いくつかのルールやマナーがあります。これらを守ることで、お店側も快く対応してくれ、気まずい思いをすることなく施術を受けられます。
必ず「保証期間内」に連絡を入れること
多くの美容室が設定している技術保証期間は、施術日から1週間〜10日以内であることが一般的です。この期間を過ぎてしまうと、やり直しであっても通常料金が発生してしまう場合があるため、注意が必要です。
仕事や家事で忙しく、すぐに来店できない場合でも、まずは期間内に「電話かメッセージで連絡を入れる」ことが重要です。連絡さえ済んでいれば、実際の来店が数日遅れても期間内として扱ってくれるお店がほとんどです。
「もう少し様子を見れば馴染むかも」と先延ばしにするのは禁物です。一度洗ってみて違和感があれば、その日のうちにでも連絡するくらいの早めの行動が、自分自身の美髪を守ることにつながります。
当日の髪の状態を再現して来店する
やり直しのために来店する際は、なるべく「普段の自分のスタイリング」に近い状態でいくことが望ましいです。特に、気になる部分をアイロンでガチガチに伸ばして隠した状態でいくと、美容師さんが本当の髪の状態を確認できません。
理想は、お家で普通に乾かしただけの状態で、どこにクセが出ているのかが一目でわかるようにしていくことです。そうすることで、美容師さんも「どこに薬剤を足すべきか」「アイロンの入れ方をどう変えるべきか」を正確に判断できます。
もし可能であれば、自宅でのドライヤーの乾かし方なども伝えてみてください。もしかすると、技術的な問題だけでなく、乾かし方のコツひとつで解決する場合もあります。プロのアドバイスを素直に聞く姿勢も大切です。
担当者を変えてもらうべきかどうかの判断
「前回の担当者だとまた失敗されそうで怖い」「気まずくて顔を合わせたくない」という理由で、別の担当者を希望したい場合もありますよね。これはお店の規模やシステムにもよりますが、基本的には可能です。
ただし、縮毛矯正のやり直しは、前回の薬剤選定や放置時間を把握している同じ担当者が行うのが、最もリスクが低いという側面もあります。別の担当者になると、一から髪質を判断しなければならないため、より慎重な施術が必要になります。
どうしても担当者を変えたい場合は、予約の際に「前回と違う視点で見てもらいたいので、店長さんや別のスタイリストさんにお願いしたい」と正直に伝えても失礼にはあたりません。あなたが一番安心できる方法を選びましょう。
| チェック項目 | 内容 |
|---|---|
| 連絡タイミング | 施術から1週間以内を目安に |
| 料金 | 保証期間内なら無料が一般的(要確認) |
| 所要時間 | 部分的なら1〜2時間、全体なら3〜4時間 |
| 来店時の髪型 | スタイリング剤をつけず、素の状態で |
他店でのやり直しを検討すべきケースとリスクについて

「もうあのお店には行きたくない」「技術的に信頼できない」という場合、別の美容室でやり直しをしてもらうという選択肢もあります。しかし、他店での修正にはメリットだけでなく、特有のリスクも伴います。
他店での修正はダメージのリスクが格段に上がる
縮毛矯正のやり直しを他店で行う際、最大の懸念点は「前回どのような薬剤を使ったか不明である」ということです。縮毛矯正は薬剤のパワーコントロールが命ですが、他店の美容師さんは前回の履歴を推測するしかありません。
薬剤の履歴がわからない状態で重ねて施術をすると、想定以上にダメージが進行し、最悪の場合、髪が切れてしまう可能性もあります。他店に行く場合は、「いつ、どのお店で、どのような仕上がりになったか」をできるだけ詳細に伝える準備をしましょう。
また、他店の場合は当然ながら新規の料金が発生します。縮毛矯正の修正(リライト)は、通常の施術よりも神経を使うため、難易度料金として高めに設定されていることも少なくありません。経済的な負担も考慮する必要があります。
他店を選ぶなら「縮毛矯正専門店」や「髪質改善特化店」へ
もし他店でやり直すことを決めたのであれば、安さで選ぶのではなく、縮毛矯正の知識が非常に豊富な専門店や、髪質改善に力を入れているサロンを選んでください。一般的なサロンよりも、失敗した髪のリカバリー経験が豊富だからです。
専門店の美容師さんは、他店での失敗例を数多く見てきています。「なぜうねりが残ったのか」「今のダメージレベルでどこまで修正可能か」を、化学的な根拠に基づいて説明してくれるはずです。
カウンセリングに時間をかけてくれるお店かどうかを、予約前の電話やサイトの口コミでチェックしてみてください。無理に真っ直ぐにするのではなく、今の髪の体力を考えた最適な提案をしてくれるお店こそ、信頼できる救いとなります。
やり直しが不可能な「お断り」されるケースも知っておく
残念ながら、髪の状態によっては、プロが「これ以上は施術できない」と判断し、やり直しをお断りされるケースもあります。特に、髪がビビリ毛(チリチリ)になってしまっている場合、再度の薬剤塗布は自殺行為に近いからです。
その場合は、無理に真っ直ぐにすることを諦め、数ヶ月かけてトリートメントで保護しながら、傷んだ部分を少しずつカットしていく方針に切り替える必要があります。これは非常に辛い選択ですが、将来の髪の健康を守るためには必要な判断です。
「なんとかしてほしい」という気持ちは痛いほど分かりますが、無理な施術を強行して髪が修復不能になるのが一番の悲劇です。プロが「できない」と言うときは、それだけあなたの髪のことを真剣に考えている証拠でもあります。
他店でのやり直しを検討する際の心得:
・前回の施術内容を可能な限りメモしておく
・修正には追加料金がかかることを理解する
・「完璧に治る」とは限らないリスクを承知する
・カウンセリングだけで終わる可能性も視野に入れる
縮毛矯正のやり直しが気まずい不安を解消して美髪を取り戻すためのまとめ
縮毛矯正の仕上がりに満足できず、やり直しを検討するときに感じる「気まずい」という感情は、誰にでもある自然なものです。しかし、その気まずさを優先して納得のいかない髪で過ごすことは、あなた自身の毎日を少しだけ暗くしてしまいます。
美容師さんの本音は、決してあなたを拒絶するものではなく、むしろ満足してほしいという願いが根底にあります。勇気を持って、期間内に「相談」という形で連絡を入れることが、解決への確かな一歩となります。冷静に今の状態を伝えれば、プロとして最善を尽くしてくれるはずです。
最後に、やり直しを検討する際のポイントを振り返っておきましょう。
・美容師さんは「やり直し」を技術向上の機会と考えていることが多い
・「相談したい」というスタンスで、1週間〜10日以内に連絡を入れる
・うねりや広がりなど、具体的な困りごとを明確に伝える
・他店での修正はリスクを伴うため、専門店を慎重に選ぶ
髪型は日々のモチベーションに直結する大切な要素です。あなたが一日も早く、心から満足できる真っ直ぐでツヤのある髪を取り戻せるよう応援しています。この記事が、その一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。



