ストレートパーマをかけた日は、指通りの良さやつやつやの質感に感動しますよね。しかし、せっかくきれいに仕上がったのに、「寝ている間に跡がついたらどうしよう」「変なくせがつかないかな」と不安になる方も多いのではないでしょうか。ストレートパーマかけた日の寝るときは、髪の内部の状態がまだ不安定なため、少しの工夫でその後の持ちや美しさが大きく変わります。
この記事では、理想のストレートヘアを維持するために、寝る前に準備しておくべきことや、寝具の選び方、絶対に避けたいNG習慣について詳しくご紹介します。施術当日のデリケートな髪を優しく守り、翌朝もサロン帰りのような美しさをキープするために、ぜひ参考にしてください。正しい知識を身につけることで、ストレートパーマの効果をより長く楽しむことができますよ。
ストレートパーマかけた日の寝るときに最も注意すべき基本ルール

ストレートパーマをかけた当日は、髪をまっすぐに固定するための薬剤が完全には定着していません。この不安定な状態で長時間同じ姿勢で寝てしまうと、枕や頭の重みによって不自然な跡がついてしまうことがあります。まずは、寝る前に必ず確認しておきたい基本的なルールから見ていきましょう。
髪を芯までしっかり乾かしきることが最優先
ストレートパーマかけた日の寝るときに、最も避けなければならないのが「髪が濡れたまま、あるいは湿った状態で寝る」ことです。髪は濡れているとき、内部の結合が一時的に切れた状態になり、非常に形が変わりやすくなっています。この状態で枕に頭を乗せると、寝癖が強力に定着してしまう原因になります。
また、濡れた髪はキューティクルが開いているため、枕との摩擦で深刻なダメージを受けやすくなります。せっかくストレートパーマで整えた面が毛羽立ってしまい、ツヤが失われる原因にもなりかねません。ドライヤーを使う際は、根元から毛先に向かって風を送り、指を通して優しく伸ばすように乾かしましょう。
特に、表面は乾いていても、耳の後ろや襟足などの内側が湿っていることがよくあります。仕上げに冷風を当てて、髪全体の温度を下げながら手触りを確認してください。ひんやりと感じる部分がなければ、芯までしっかり乾いている証拠です。このひと手間が、翌朝のストレート具合を左右します。
髪を耳にかけたり結んだりするのは避ける
施術当日の髪は非常に柔軟で、外部からの圧力に敏感です。そのため、食事中や作業中に髪を耳にかけたり、寝るときに邪魔だからといってゴムで結んだりするのは控えましょう。耳にかける癖がある人は、その部分だけが「く」の字に曲がってしまうリスクがあります。
特に寝るときに髪を結んでしまうと、結び目の跡がくっきりと残ってしまう可能性が高いです。シュシュのような柔らかい素材であっても、ストレートパーマをかけた直後は推奨されません。どうしても髪をまとめたい場合は、跡がつきにくいクリップを短時間使う程度にとどめ、寝る直前には必ず外すようにしてください。
もし、顔周りの髪が気になって眠れないという場合は、前髪を優しく横に流す程度にしましょう。ピンで留めることも避けたほうが賢明です。髪が自由な状態で、どこにも圧力がかかっていない時間を長く作ることが、ストレートパーマの定着を助けるポイントになります。
目の粗いコームで毛流れを整えてから横になる
布団に入る直前には、必ずコームで髪をブラッシングしてください。このとき、目の細かいブラシではなく、目の粗いジャンボコームを使用するのが理想的です。髪が絡まったまま寝てしまうと、寝返りを打つたびに髪同士が擦れ合い、折れ曲がった状態で固定されてしまうからです。
毛先から優しく解き、最後に根元からゆっくりと毛先に向かってコームを通します。これにより、毛流れが一定方向に揃い、変なくせがつくのを防ぐことができます。ブラッシングは血行を促進する効果もありますが、当日は頭皮を強く刺激しすぎないよう、ソフトなタッチを心がけてください。
髪が絡まっていない状態で枕に横たわれば、重みが均等に分散されます。ストレートパーマかけた日の寝るときの一工夫として、ブラッシングを習慣にしましょう。これだけで、翌朝の髪のまとまりが格段に良くなり、スタイリングの時間が大幅に短縮されるはずです。
枕との摩擦を最小限に抑える髪の配置
枕に頭を乗せるとき、髪が背中と枕の間に挟まっていませんか。髪をそのまま下にして寝てしまうと、頭の重さが直接髪にかかり、さらに体温による湿気で蒸れて跡がつきやすくなります。横になるときは、髪を枕の上側へ優しく逃がすように広げるのがコツです。
仰向けに寝る場合は、両手で髪をすくい上げ、枕の奥側に流すように配置します。こうすることで、髪に直接的な重圧がかかるのを防ぐことができます。横向きで寝る場合も同様に、顔の前に髪が来ないように後ろへ流しましょう。摩擦を減らすことが、ダメージ防止にもつながります。
また、寝返りを打つ際も、無意識に髪を引っ張らないように注意が必要です。最初は慣れないかもしれませんが、髪を上に逃がすポジションを意識するだけで、翌朝の毛先のハネやうねりが劇的に軽減されます。ストレートヘアの美しさを守るための、最も簡単なテクニックの一つです。
睡眠中のダメージと折れ跡を防ぐための寝具と環境づくり

寝ている間の環境を整えることも、ストレートパーマの状態を維持するために重要です。私たちは一晩に何度も寝返りを打ちますが、そのたびに髪は摩擦によるストレスを受けています。デリケートな施術後の髪を優しく包み込むような環境を整えましょう。
シルク素材の枕カバーやナイトキャップの活用
一般的な綿素材の枕カバーは吸水性が高く、髪の水分を奪いすぎてしまうことがあります。また、繊維が粗いため摩擦が生じやすいのが難点です。そこで、ストレートパーマかけた日の寝るときには、シルク素材の枕カバーを使用することをおすすめします。
シルクは摩擦が極めて少なく、髪のキューティクルを保護してくれる性質があります。ツルツルとした表面のおかげで、寝返りを打っても髪がスムーズに滑り、絡まりや断毛を防いでくれます。また、シルクには適度な保湿性があるため、髪の乾燥を防ぎ、ストレート特有のツヤを維持するのに役立ちます。
もし枕カバーを変えるのが難しい場合は、シルクのナイトキャップを被るのも一つの手です。ただし、キャップの中に髪を押し込む際に、毛先が折れ曲がらないように注意が必要です。ロングヘアの方は、枕カバーをシルクにするほうが、髪を自然に伸ばしたまま寝られるので安心かもしれません。
【シルク製品のメリット】
・摩擦によるキューティクルの損傷を防ぐ
・静電気の発生を抑え、広がりを防止する
・吸湿性と放湿性のバランスが良く、蒸れにくい
・髪のパサつきを抑え、翌朝のツヤ感が向上する
寝返りによる摩擦を軽減する低反発枕のメリット
枕の硬さや形状も、髪への負担に関係しています。硬すぎる枕は一点に圧力が集中しやすく、その部分の髪が潰れて跡がつきやすくなります。一方で、適度な沈み込みがある低反発枕は、頭の形に合わせてフィットするため、圧力を分散してくれる効果があります。
圧力が分散されると、髪が特定の場所で強く押し付けられることがなくなります。これにより、ストレートパーマの形状が崩れるリスクを低減できます。また、自分に合った高さの枕を使うことで寝姿勢が安定し、不必要な寝返りを減らすことにもつながります。
枕を選ぶ際は、首のカーブをしっかり支えてくれるものを選びましょう。首元が安定すれば、後頭部の髪が過剰に動くのを防げます。ストレートパーマかけた日の寝るときだけでなく、日頃のヘアケアの一環として、枕の質にこだわってみるのも美髪への近道です。
寝室の湿度管理で髪の水分バランスを整える
意外と見落としがちなのが、寝室の湿度です。空気が乾燥しすぎていると、髪から水分が奪われてパサつきの原因になります。逆に湿度が高すぎると、髪が湿気を吸って膨張し、ストレートパーマが伸びてしまったり、うねりが出やすくなったりします。
理想的な湿度は50%〜60%程度とされています。特に冬場は暖房器具の使用により乾燥しやすいため、加湿器を活用して適切な湿度を保つようにしましょう。湿度が安定していると、髪の内部の水素結合が安定し、形が崩れにくくなります。
また、夏場は寝汗による湿気に注意が必要です。後頭部が汗で湿ってしまうと、せっかく乾かして寝ても台無しになってしまいます。冷房やサーキュレーターを適切に使い、頭皮や髪が蒸れない環境を作ることが、ストレートパーマの持ちを良くするために欠かせません。
ナイトケアとしての洗い流さないトリートメント
寝る前のヘアケアとして、洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を正しく使うことも大切です。ストレートパーマをかけた直後の髪は、薬剤の影響で内部がデリケートな状態になっています。オイルやミルクで保護膜を作ることで、摩擦や乾燥から守ることができます。
ただし、付けすぎには注意してください。ベタつくほど付けてしまうと、逆に髪が重くなり、枕に張り付いて跡がつく原因になります。毛先を中心に、手のひらで薄く伸ばしてから馴染ませるのがポイントです。使用するアイテムは、サロンで推奨されたものや、保湿力が高いものを選びましょう。
トリートメントをつけた後は、再度軽くコームを通して均一に広げます。これにより、髪一本一本がコーティングされ、寝ている間のダメージを最小限に抑えることができます。ストレートパーマかけた日の寝るとき、この丁寧な保湿が明日の美しさを支えます。
ストレートパーマ後の繊細な髪を守るための当日・翌日のNG行動

ストレートパーマの仕上がりを台無しにしないためには、寝るとき以外の過ごし方にも注意が必要です。特に施術後24時間は、薬剤が髪に定着する「酸化」というプロセスが続いている大事な時期です。この期間にやってはいけないNG行動を把握しておきましょう。
施術後24時間以内のシャンプーは薬剤の定着を妨げる
多くの美容師さんがアドバイスするように、ストレートパーマをかけた当日のシャンプーは避けましょう。薬剤の反応が完全に終わっていない状態で洗浄成分を頭皮や髪に与えてしまうと、ストレートの効果が弱まってしまう可能性があります。
どうしても汗や汚れが気になる場合は、ぬるま湯で軽く流す「湯シャン」程度にとどめてください。しかし、基本的には濡らさないことが一番です。万が一、雨に濡れたり飲み物をこぼしたりしてしまった場合は、すぐにタオルで水分を吸い取り、ドライヤーで完全に乾かしてください。
翌日以降にシャンプーをする際も、洗浄力の強すぎるものは避け、アミノ酸系などの優しいシャンプーを選ぶとストレートが長持ちします。当日は我慢して、髪の内部で結合がしっかりと固まるのを待つことが、美しいストレートヘアを維持するための鉄則です。
跡がつきやすいヘアピンやきつめのゴムの使用
日常生活の中で、無意識に髪を留めてしまう動作には細心の注意を払いましょう。食事のときに邪魔だからと細いゴムで縛ったり、洗顔のときにヘアピンで前髪を固定したりすると、その瞬間に折れ跡がついてしまうことがあります。
ストレートパーマをかけた日の髪は、粘土のように形が変わりやすい状態だと思ってください。一度ついた折れ跡は、その後何度洗っても消えない「物理的なダメージ」として残ってしまうこともあります。どうしても留めたい場合は、跡がつきにくいスプリングゴムや、幅の広いクリップをゆるく使用してください。
また、耳にかける習慣がある人も注意が必要です。長時間耳にかけていると、顔周りの髪に不自然な曲線がついてしまいます。美容室から帰宅した後は、できるだけ髪に何も触れさせず、重力に逆らわない自然な状態で過ごすのがベストです。
激しい運動やサウナによる過度な発汗
ストレートパーマをかけた当日は、ジムでのワークアウトやサウナ、長風呂なども控えたほうが良いでしょう。理由は「水分」と「熱」です。過度な発汗によって髪が湿ってしまうと、寝るときに濡れているのと同じ状態になり、くせが戻りやすくなります。
また、サウナのような高温環境は、薬剤の結合に影響を与えるだけでなく、ダメージを受けている髪からさらにタンパク質や水分を奪ってしまいます。施術当日は体を休め、静かに過ごすことを心がけてください。お風呂もシャワーで手早く済ませるのが無難です。
もし汗をかいてしまったら、放置せずにすぐに乾いたタオルで優しく拭き取ってください。その後、ドライヤーの弱風で湿気を取り除きましょう。ストレートパーマをかけた直後は、髪を「乾いた清潔な状態」に保つことが、失敗を防ぐ最大のポイントです。
濡れたままの状態で放置することのリスク
「自然乾燥」は、ストレートパーマをかけた髪にとって最大の敵です。髪が濡れると内部の結合が緩みますが、そのまま自然に乾いていく過程で空気中の酸素と反応し、くせがついた状態で固まってしまうからです。これを「再酸化のミス」と呼ぶこともあります。
お風呂上がりはもちろん、少しでも髪が濡れたらすぐに乾かす習慣をつけてください。濡れたまま放置すると、髪の表面のキューティクルが剥がれやすくなり、パサつきや広がりの原因にもなります。また、濡れた髪同士が重なり合っていると、その重みで変なくせが定着してしまいます。
ストレートパーマの美しさは、適切な水分量の維持と形状の固定によって成り立っています。当日は特に、髪の毛先までピンと伸びた状態をイメージしながら、丁寧にブローしてください。手間をかけた分だけ、その後の数ヶ月間の快適さが手に入ります。
もし翌朝に跡がついてしまった場合の正しいレスキュー方法

気をつけて寝たつもりでも、朝起きたら「あれ?少し跡がついている…」と焦ってしまうこともあるかもしれません。そんな時、無理にブラッシングしたり放置したりするのは逆効果です。正しい手順でケアすれば、跡を最小限に抑えることが可能です。
跡がついた部分だけを軽く濡らしてハンドブロー
寝癖や折れ跡を見つけたら、まずはその部分を水や専用の寝癖直しミストで軽く湿らせます。全体を濡らす必要はありません。跡がついている根元付近から毛先にかけて、水分を含ませることで髪の結合を一度リセットします。
次に、ドライヤーを使って上から下へと風を当てます。このとき、指で髪を優しく挟み、軽く下に引っ張るようにしてブローするのがポイントです。力を入れすぎず、髪がピンと伸びるのを手助けするイメージで行ってください。水分が飛んでいく過程で、再びまっすぐな状態で結合が固定されます。
仕上げに冷風を当てることも忘れないでください。温風で整えた形を冷風で固定することで、戻りにくくなります。朝の忙しい時間ですが、この数分のメンテナンスが、その日一日のスタイリングの完成度を左右します。落ち着いて丁寧に対処しましょう。
ヘアアイロンを使用する際の温度設定と注意点
ハンドブローだけで跡が消えない場合は、ヘアアイロンを使用します。ただし、ストレートパーマ後の髪は熱によるダメージを受けやすいため、温度設定には細心の注意が必要です。140度〜160度程度の低温に設定し、同じ場所に長時間当てないようにしましょう。
アイロンを通す前には、必ず保護効果のあるヒートプロテクト剤を馴染ませてください。一箇所につき一度、ゆっくりとスライドさせるだけで十分です。何度も往復させると、髪が硬くなってしまい、ストレートパーマ特有の柔らかい質感が損なわれてしまいます。
もしアイロンを使っても跡が全く消えない場合は、薬剤の定着が不十分だった可能性があります。その場合は、無理に自分で直そうとせず、担当の美容師さんに相談することをおすすめします。プロの判断を仰ぐことが、結果的に髪を一番守ることにつながります。
【アイロン使用時のチェックリスト】
・設定温度は160度以下か
・髪は完全に乾いているか(濡れたままは厳禁)
・保護剤を使用したか
・プレスしすぎていないか
保湿力の高いオイルやバームでの質感調整
跡を直した後は、髪が乾燥しやすい状態になっています。保湿力の高いヘアオイルやバームを使って、髪の表面を滑らかに整えましょう。これにより、日中の湿気や摩擦から髪を守り、跡が再びつくのを防ぐことができます。
オイルを選ぶ際は、粒子が細かく髪の内部まで浸透するものや、表面をしっかりコーティングしてくれるタイプが適しています。手のひら全体に広げ、手ぐしを通すようにして髪の中間から毛先に馴染ませます。最後に手に残ったわずかな量を表面に撫でつけると、綺麗なツヤが出ます。
バームは保湿力が持続しやすいため、広がりやすい髪質の方に特におすすめです。ただし、重くなりすぎないように量は少量から試してください。質感調整を行うことで、ストレートパーマのストレート感が強調され、サロン帰りのようなクオリティが復活します。
自己判断で強く引っ張らないためのコツ
跡がついていると、ついつい力任せにブラシで引っ張ったり、強い力でアイロンを当てたりしたくなりますが、これは絶対にNGです。施術後の髪は、私たちが思っている以上に繊細です。強い物理的な力は、髪の断裂や深刻なダメージを引き起こします。
まずは「水分でリセット」「熱で整形」「冷風で固定」という3ステップを守りましょう。急いでいるときほど、丁寧な作業が近道になります。また、跡がつきやすい場所(襟足や耳周り)を把握しておき、翌朝重点的にチェックする習慣をつけるのも良いでしょう。
もし、毎日同じ場所に跡がつくようであれば、枕の高さや寝方に根本的な原因があるかもしれません。その場合は、寝具の見直しや、美容室でのカットの工夫(跡が目立たないようなレイヤーの入れ方など)を検討してみるのも一つの解決策です。
美髪を維持するために知っておきたいアフターケアの知識

ストレートパーマをかけた日を無事に乗り切った後も、日々のケアがその後の状態を左右します。数ヶ月後も美しく扱いやすい髪でいるために、自宅でできるワンランク上のアフターケアについても知っておきましょう。正しいケアは、次の施術時の髪の状態も良くしてくれます。
洗い流さないトリートメントの選び方と付け方
ストレートパーマをかけた髪には、油分と水分のバランスを整えるケアが不可欠です。洗い流さないトリートメントには、オイルタイプ、ミルクタイプ、ミストタイプがありますが、髪の状態に合わせて使い分けるのが理想的です。
乾燥が気になる場合は、内部補修力が高いミルクタイプをベースに塗り、上からオイルタイプで蓋をする「ダブル使い」も効果的です。付けるタイミングは、お風呂上がりのタオルドライ後がベスト。髪が水分を含んでいる状態のほうが、成分が均一に広がりやすいためです。
また、日中の紫外線からも髪を守りましょう。紫外線はストレートパーマの薬剤による結合を弱め、退色の原因にもなります。UVカット効果のあるヘアスプレーやオイルを取り入れることで、ダメージを最小限に抑え、サラサラの質感を長く楽しむことができます。
ドライヤーの冷風機能を活用したキューティクルの引き締め
毎日のヘアドライにおいて、最後に必ず「冷風」を使うことが美髪の鍵です。髪の表面にあるキューティクルは、熱を加えると開き、冷やすと閉じる性質があります。温風で乾かした後に冷風を当てることで、開いたキューティクルがキュッと引き締まります。
キューティクルが整うと、光が綺麗に反射するようになり、鏡のようなツヤが生まれます。また、外部からの刺激に強くなり、寝ている間の摩擦ダメージも軽減されます。ドライヤーを振るのではなく、上から下(根元から毛先)に向かって一定方向に風を当てるのがコツです。
この習慣を続けるだけで、ストレートパーマの持ちが驚くほど変わります。手触りも滑らかになり、引っかかりがなくなるため、枝毛や切れ毛の予防にも繋がります。毎日のドライヤー時間を、最高のトリートメントタイムに変えていきましょう。
美容室でのメンテナンス周期と自宅ケアの両立
ストレートパーマの効果は永久ではありません。新しく伸びてきた根元の髪は本来のくせを持っているため、時間が経つと頭頂部のボリューム感やくせが気になり始めます。美しいシルエットを保つためには、3ヶ月〜半年程度のスパンで定期的なメンテナンスが必要です。
ただし、毎回全体に強い薬剤を使うとダメージが蓄積してしまいます。美容師さんと相談して、伸びた根元だけを修正する「リタッチ」を上手く活用しましょう。毛先はトリートメントでケアを重点的に行うことで、ダメージを抑えつつ理想のストレートを維持できます。
また、自宅でのシャンプーも重要です。洗浄力が穏やかなサロン専売品のシャンプーを使用すると、パーマの定着を助け、パサつきを防ぐことができます。日々の積み重ねが、次回のストレートパーマの仕上がりを左右することを意識してみてください。
【美髪維持のスケジュール目安】
・施術当日:とにかく濡らさない、結ばない
・施術〜1週間:低刺激シャンプーと丁寧な保湿
・1ヶ月後:サロンでのシステムトリートメント
・3〜6ヶ月後:根元のリタッチ施術
髪のたんぱく質を補うための栄養バランス
外側からのケアだけでなく、内側からのケアも忘れてはいけません。髪の主成分は「ケラチン」というたんぱく質です。ストレートパーマは髪の内部構造を作り変える施術であるため、健康な髪が生えてくる土台作りが非常に重要になります。
日々の食事で、良質なたんぱく質(肉、魚、卵、大豆製品など)や、たんぱく質の合成を助ける亜鉛、ビタミン類を積極的に摂取しましょう。栄養バランスが整うと、新しく伸びてくる髪にハリとコシが生まれ、ストレートパーマの薬剤にも耐えられる強い髪になります。
また、十分な睡眠は頭皮の血行を良くし、栄養を髪の隅々まで届けるために不可欠です。ストレートパーマかけた日の寝るときだけでなく、毎日の睡眠の質を上げることが、結果として未来の美髪を作ります。自分を労わる習慣が、髪の輝きをより一層引き立ててくれるはずです。
ストレートパーマかけた日の寝るときに関するよくある悩みと解決策

最後に、ストレートパーマをかけた当日の夜によく聞かれる疑問や、特定の髪型の方ならではの悩みについてお答えします。自分に当てはまる状況を確認して、安心して眠りにつきましょう。
寝相が悪い場合にできる最大限の対策
「自分は寝相が悪いから、朝起きたらくせがついているのが当たり前」と諦めていませんか。寝相を完全にコントロールするのは難しいですが、リスクを最小限にする工夫は可能です。まず一つは、先述した「シルクの枕カバー」を徹底することです。
寝返りが多い人ほど摩擦の回数が増えるため、滑りの良いシルクの恩恵を大きく受けられます。また、枕の両サイドに低めのクッションを置くことで、頭の過度な動きを抑制する効果も期待できます。仰向け寝をキープしやすくなるよう、抱き枕を併用して体勢を安定させるのも有効です。
さらに、寝返りを打った際も髪が下に挟まらないよう、シルクのナイトキャップを正しく被るのも良い選択肢です。キャップの中で髪が遊ばない程度にゆとりのあるサイズを選び、毛先を丸めないように優しく収めましょう。これで、激しい動きによる絡まりを防ぐことができます。
縮毛矯正とストレートパーマでの寝るときの違い
「縮毛矯正」と「ストレートパーマ」では、薬剤の強さや工程が異なりますが、寝るときの注意点については基本的に同じと考えて差し支えありません。どちらも髪の結合を切断して再構築する施術であり、当日の不安定な状態は共通しているからです。
ただし、縮毛矯正のほうが熱を使って強力に形を固定しているため、一度ついた折れ跡がより頑固に残ってしまう傾向があります。縮毛矯正を受けた日の夜は、ストレートパーマ以上に「跡をつけないこと」に神経を使って損はありません。
逆に、ボリュームダウンを目的としたマイルドなストレートパーマの場合は、ダメージへの配慮がより重要になります。どちらの施術であっても、当日の夜は「濡らさない・結ばない・圧をかけない」という3原則を徹底することが、成功への共通ルートです。
前髪だけストレートをかけた場合の注意点
「全体ではなく、前髪だけストレートをかけた」という方も多いでしょう。前髪は顔に近く、寝汗や呼吸による湿気の影響を受けやすい場所です。寝るときに前髪が額に張り付いてしまうと、朝起きた時に変な浮きグセがつくことがあります。
対策としては、寝る前に前髪をしっかりと根本から乾かし、マジックカーラーなどを使わずに自然に下ろした状態で寝ることです。横向きで寝る癖がある人は、前髪が枕に押し付けられないよう、少し顔を浮かせるか、前髪を優しく横に避けてから寝るようにしましょう。
前髪は短い分、一度跡がつくと目立ちやすいですが、リカバリーもしやすい場所です。万が一跡がついたら、朝一番に根元から濡らして乾かし直してください。前髪の美しさは顔の印象を大きく左右しますので、当日の夜だけでも少し意識を高めてみてくださいね。
長い髪と短い髪それぞれの寝方の工夫
髪の長さによっても、寝るときのベストな対処法は少し異なります。ロングヘアの方は、髪が絡まりやすく重みもあるため、枕の上に扇状に広げるのが最も効果的です。これにより摩擦を分散しつつ、髪自体の重さで引っ張られるのを防ぎます。
ショートやボブの方は、襟足の浮きやサイドのハネが気になりがちです。寝る前にしっかり根元から毛流れを整えておくことが大切です。また、枕に当たる面積が多いため、枕カバーの素材にはよりこだわったほうが良いでしょう。
どの長さであっても共通するのは、寝返りによって毛先が「折れ曲がった状態」で長時間圧迫されないようにすることです。寝る前の数分間、鏡の前で毛流れを確認し、丁寧に手ぐしを通す。その小さな心遣いが、翌朝の笑顔に繋がります。
ストレートパーマかけた日の寝るときに意識すべきことのまとめ
ストレートパーマかけた日の寝るときは、髪の内部の状態が非常にデリケートであるため、丁寧なケアが欠かせません。この記事でご紹介したポイントを振り返り、大切な髪を守りましょう。
まず、「完全に乾かしきること」が何よりも大切です。少しでも湿気が残っていると、寝ている間に跡がつきやすく、ダメージの原因にもなります。また、耳にかけたり結んだりといった、物理的な圧力を避けることも忘れないでください。
寝具選びにおいては、シルク素材の枕カバーを活用することで、摩擦によるストレスを大幅に軽減できます。髪を枕の上に逃がして重みを分散させる寝方も非常に効果的です。もし翌朝に跡がついてしまっても、慌てずに部分的に濡らしてドライヤーで整えれば修正は可能です。
ストレートパーマの効果を最大限に引き出し、ツヤやかな髪を長く維持するためには、当日の過ごし方が土台となります。ご紹介したNG習慣を避け、正しいアフターケアを心がけることで、鏡を見るのが楽しみになるような理想のスタイルをキープできるはずです。デリケートな髪を優しく労わり、美しいストレートヘアを存分に楽しんでくださいね。



